2016
世耕弘成官房副長官は16日、政務担当の官房副長官としての連続在職日数が1177日となり、歴代最長となった。第2次森喜朗内閣と第1次小泉純一郎内閣でそろって官房副長官を務めた安倍晋三首相と上野公成氏の1176日を上回った。
世耕氏はNTTから平成10年の参院補選で初当選。安倍首相の側近として知られ、24年12月の第2次安倍内閣発足に伴い官房副長官に就任した。
2016
プロ野球・巨人の野球賭博問題に関する、フジサンケイグループの「スクープ3連発」がネットで注目を集めている。2016年3月14日朝5時配信のサンケイスポーツ電子版、元巨人投手・笠原将生氏の「独占インタビュー記事」を皮切りに、傘下メディアが続けざまに「特ダネ」を報じたのだ。
サンスポ報道から遅れること1時間。14日朝6時の産経新聞電子版には、新たに野球賭博への関与が発覚した高木京介投手と関係者の「通話記録」が掲載された。さらに、同日発行の夕刊フジでは、日本野球機構(NPB)から「野球賭博常習者」と認定された「B氏」への独占インタビューが伝えられた。
■「一方、産経新聞は......」
先陣を切ったのは、サンケイスポーツだった。15年10月に野球賭博への関与が発覚し、NPBから無期失格処分を受けた笠原氏への独占インタビューを配信。3時間に及ぶ取材で、球団内に蔓延していた賭博行為の実態を「スクープ」した。
サンスポの記事で笠原氏は、巨人の選手が自チームの公式戦の勝敗に応じて金銭のやり取りをしていたことを新たに明かした。これは、選手らが試合前に現金を出し合い、勝利した場合は試合前の円陣で「声出し」を担当した選手が総取りするルール。試合に負けた場合は、声出しを行った選手が他の参加選手に現金を支払っていた。笠原氏によると、拠出金は1人当たり1000円スタートだが、連勝数に応じて3000円、5000円などと増額するシステムだったという。
このスクープの続報は、サンスポ記事が配信されてから1時間後、朝6時に公開された産経新聞電子版で伝えられた。サンスポには記述のない「連勝していくごとに、どんどん金額が跳ね上がる。レートが上がりすぎて(わざと)打たないことも可能だった」という笠原氏の証言を掲載。金銭のやり取りが、「野球規約が禁じる『敗退行為』を招く恐れがある」とも指摘している。
さらに、サンスポ報道を踏まえたような「一方、産経新聞は......」との書き出しで、高木投手と賭博関係者の「B氏」との通話記録を入手したことも伝えている。記事によると、試合結果に応じた金銭授受では1試合で「20万とか30万」もの額が動くことを、高木投手が話していたという。
サンスポと産経のスクープ記事は、それぞれの3月14日付紙面でも一面トップで掲載されていた。
2016
2016
今年から本塁のクロスプレーで激しい衝突を防ぐため「コリジョン(衝突)ルール」が採用される。捕手の故障のリスクを考えて取り入れられているこの規則。多くの識者が「野球が変わる」という見方を示している。
過去10年の各球団ドラフト指名選手一覧
これまで捕手は本塁にスライディングしてくる選手を体でブロックし、タッチしてアウトにすることができたが、それができなくなる。よって、これまで微妙なタイミングとされていた場面では、捕手は本塁を開けなくてはならないため、セーフになる確率は高くなるだろう。
守る側にとっては、捕手がタッチをしやすくするためにより正確な送球技術、中継プレーが重要となってくる。一方で攻める側は多少有利になる。微妙と思われても、突っ込んでいけばセーフになる確率が上がる。また、戦術的に「ギャンブルスタート」も増えていきそうだ。
今ではプロ野球界のサインで通例になっているこの「ギャンブルスタート」とは一体、どんなものなのだろうか。
ギャンブルスタートとは、三塁走者が、打者が打った瞬間にスタートを切るというもの。相手の守備が中間守備をとっている時に使われることが多い。通常なら打球の位置、ゴロかフライかライナーかを確認してからスタートをするが、これは例外。打者がミートすると判断した瞬間に走者はギアを入れる。
1点がほしい場面で見られるプレー。スクイズと状況は似ているが、バッテリーの能力が高ければ、バントの構えから外されるケースもある。また、ギャンブルスタートの場合、守る側も焦りから本塁への送球がそれることもある。走者に当たらないように三塁側ではなく一塁側に投げることも多くなるため、セーフになりやすいと見られてる。
もちろんリスクも大きい。打者が投手の正面にゴロを打ったり、ライナーだったり、空振りをしてしまったら、アウトになる可能性は高い。そのため、チームによっては選手によってサインが出ることも。三塁走者は当然、足が速く、走塁技術の高い選手。走塁技術の中には打球の観察ができ、投手のコースや打者のとったタイミングでどういう打球になるかわかる洞察力も含まれる。一方の打者についてもどの球種、コースでもゴロを打つ技術がある選手にサインが出される。
このギャンブルスタートが主流になったのは1993年の日本シリーズで日本一になったヤクルト・野村克也元監督の采配からと言われている。
2016
アルビレックス新潟は10日、3選手の負傷状況について発表した。FW鈴木武蔵は2月28日の練習中に負傷し、検査の結果、左大腿四頭筋肉離れで全治約3か月と診断された。
また、DF松原健は右ひざ外側半月板損傷により、東京都内の病院で手術を行い、全治約3か月。GK黒河貴矢は2月17日にかねてより痛めていた右ひざの手術を行い、全治約2か月と診断されている。
8月に開催されるリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表にとって鈴木と松原の回復次第では大きな痛手となりそうだ。