2016
大阪府教育委員会は26日、泥酔して他人の家に侵入したとして、住居侵入容疑で現行犯逮捕された羽曳野市立中学の男性教諭(25)を停職1カ月の懲戒処分にした。教諭は同日、依願退職した。
府教委によると、教諭は1月9日夜から10日午前4時ごろまで飲酒。約1時間後、藤井寺市内にあるマンションの他人の部屋に入り込んだところを住人に見つかり、駆けつけた府警羽曳野署員に逮捕された。
教諭はビールをジョッキ2杯程度、焼酎ロックを約10杯飲み、途中から記憶がないという。マンションは自宅から近く、玄関は施錠されていなかった。
また、貝塚市立中学の男性教諭(28)は昨年6月、1年の男子生徒を教室に移動させようとして首を持ち、気を失わせたとして減給。府立高校の男性教諭(42)は昨年5~11月、同僚の男性教諭(24)に職員室でデコピンをしたり、宴席で関節技をかけたりしたとして停職1カ月の懲戒処分を受けた。
一方、府教委は26日、府立吹田東高校(吹田市)で、平成17~22年に卒業した計660人分の個人情報が書かれた生徒指導カードを紛失したと発表した。
カードには生徒の名前や住所、生年月日といった個人情報のほか、学校に配慮を望むことなどが書かれていた。同校は校舎の建て替え中で、カードを保管していたロッカーを廃棄する過程で紛失した。
2016
民主党は26日、宮崎謙介前衆院議員の辞職に伴う衆院京都3区補選(4月24日投開票)の公認候補として泉健太衆院議員(41)=比例近畿=を正式に決定した。泉氏は京都3区が地盤で、補選告示前に辞職する見通し。維新の党の松野頼久代表は26日の記者会見で「全力で応援したい」と述べ、泉氏を推薦する考えを示した。
2016
安倍晋三首相は26日の衆院総務委員会で、平成27年国勢調査の速報値で日本の総人口が初めて減少したことについて「人口1億人の維持に真正面から取り組むため、政策をしっかり進める決意を新たにした」と述べた。閣僚や与党からも人口減対策や地方創生への取り組みを強調する発言が相次いだ。
菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は記者会見で「人口減少に対応する社会構造をしっかりつくり上げていくことが大事だ」と強調。加藤勝信1億総活躍担当相も記者会見で「少子高齢化、人口減少という構造的な問題に対応していくのがわれわれの問題意識だ。1億総活躍の議論を深めたい」と語った。
石破茂地方創生担当相は記者会見で「県が一つなくなった以上のインパクトのある数字。(東京への)流出を防ぐことが必要だ」と指摘。自民党の二階俊博総務会長は記者会見で「地方の活性化にとって大きな問題だ。人口減の問題にどう対応するか、真剣に協議する段階になっている」と述べた。公明党の井上義久幹事長も記者会見で「日本の活力をどう維持し、後の世代にバトンタッチしていくか、極めて深刻な問題だ」と強調した。
2016
デリヘル店の経営で得た3千万円以上の売り上げを隠し、生活保護費数百万円を不正に受給したとして、京都府警は25日、詐欺の疑いで、京都市伏見区深草西浦町、韓国籍でデリヘル店経営の白順子(ペクスンジャ)容疑者(43)=風営法違反容疑で逮捕、処分保留で釈放=を再逮捕した。
府警によると、容疑を一部否認しており、「デリヘルで稼いだ金は借金の返済などに使い手元に残らないので収入とは思っていなかった」と供述しているという。
逮捕容疑は、デリヘル店の経営で得ている収入を隠し、平成27年2月~同年12月、京都市内の福祉事務所から生活保護費約317万円をだまし取ったとしている。この期間にデリヘル店の経営で少なくとも約3100万円の売り上げがあったという。
府警によると、平成22年2月、営んでいた飲食店が経営不振などと市内福祉事務所に説明し、生活保護費を申請。総額約1900万円を受給していたという。
白容疑者は平成21年ごろから韓国デリヘル店を経営。約7年間で9千万円近くの収益を上げていたという。また、平成26年12月ごろ、ゲストハウスを運営するため、他人名義で嵐山に数千万円の不動産を購入していたとみられる。
2016
新会社を設立すると虚偽の説明をし、「出資金に見せるための金を貸してほしい」などと偽って現金をだまし取ったとして、警視庁本所署は詐欺容疑で、住所不詳、コンサルタント会社役員、西田健治容疑者(59)を逮捕した。「借金の返済に充てたと思う」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、平成22年5月27日、群馬県板倉町の自動車販売会社役員の男性(49)に「チケット販売会社を新たに立ち上げるが、出資が十分あるように見せかけるため、3千万円を貸してほしい」などと偽って、現金3千万円をだまし取ったとされる。
チケット販売会社は実際には設立されず、西田容疑者が返済しないことから、男性が26年7月、警視庁に告訴していた。