2016
大阪・梅田の繁華街で25日午後、多数の通行人が負傷した事故で、大阪府警曽根崎署や大阪市消防局によると、歩道に乗り上げた車にはねられ、心肺停止状態で病院に搬送された歩行者の50代男性が死亡した。
事故は、25日午後0時35分ごろ、大阪市北区芝田の阪急梅田駅西側の交差点付近で発生。死亡した50代の男性のほか、運転していた50代の男性と歩行者の20代女性が心配停止の状態で病院に搬送された。ほかに歩行者8人が重軽傷を負った。
2016
小学校高学年の女児とみだらな行為をしたとして、県警少年課とひたちなか署は24日、強姦と児童ポルノ法違反の容疑で、横浜市神奈川区片倉の会社員、中上聡一郎容疑者(41)を逮捕した。「13歳未満だとは思わなかった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年12月13日、水戸市内のホテルで、県内に住む小学校高学年の女児が13歳未満であることを知りながら、スマートフォン1台を提供する見返りにみだらな行為をしたとしている。
ひたちなか署によると、2人は短文投稿サイトで知り合ったという。女児の両親が警察署に相談に訪れて発覚した。
2016
東京都内の複数の小学校を爆破するという爆破予告メールが、都教育委員会に届いていたことが25日、都教委への取材で分かった。都教委は市区町村教委や都内の私立小53校などに注意喚起。警視庁新宿署は威力業務妨害容疑を視野に捜査している。
都教委によると、メールは24日午後、ホームページの「ご意見・ご要望」のフォームを通じて受信。「小学校の複数箇所に圧力鍋を利用した殺傷力の高い爆弾を仕掛けた」との内容で、26日午後3時34分に爆破するとしている。都教委は市区町村教委などに安全点検などの対応を求めており、一部の学校は登下校時間を早めるなどの措置を取る。
メールは「当職は弁護士であり上級国民ナリ」で始まり、実在する弁護士とみられる人物の名前や住所などが記されていたという。これまでも全国の自治体で同様の爆破予告があり、同署は関連を捜査している。
2016
国民生活センターは25日、沖縄県内に住む男性(33)が、左右にひもを引っ張って円盤を高速回転させて楽しむ玩具「光るびゅんびゅんマスター」で遊んでいた際、円盤の破片が飛び散って目に入り、重傷を負ったと発表した。同玩具を販売した事業者は現在、販売を中止しているが、同センターは同玩具にひび割れなどが見つかった場合は、使うのをやめるよう注意喚起している。
同センターによると男性は昨年12月、沖縄県内で、子供に手本を見せようと、玩具を高速回転させて遊んでいたところ、飛散したプラスチック製の円盤の破片が目に入った。角膜裂傷などの重傷を負い、医療機関に入院したという。
事故を受けて同センターが調査を実施したところ、ひび割れなどの破損がある状態で同玩具を使用すると、割れた破片が毎時130キロで飛散する可能性があることが判明した。調査結果を踏まえ、同センターは「小さくても傷やひび割れがある場合、使用を中止してほしい」と話している。
事故が起きた玩具は、大阪府東大阪市の輸入販売事業者「戸成」が中国から輸入した製品。円盤に通したひもの両端を左右に広げるように引っ張ることで円盤を高速回転させ、その遠心力により、円盤内のバネスイッチが入り、LED電球が点灯するというもの。同社はこれまでに1個当たり50円程度で、約20万個販売している。主にゲームセンターの景品などとして知られているという。
2016
買い物客らの笑い声は悲鳴に変わった-。大阪市北区のJR大阪駅北側の歩道に25日昼すぎ、車が乗り上げ、歩行者を次々とはねた。複数が搬送され、20代の女性ら3人が心肺停止となった。「なんでこんなことに…」。目撃者らは言葉を失い、呆然(ぼうぜん)と立ち尽くした。
現場はJR大阪駅のすぐ北側で、大型家電量販店のビルそばの交差点。目撃者の証言によると、突然黒い乗用車が歩道に突っ込み、人をなぎ倒しながら東側の「阪急三番街」方面に約30メートル走った末に、塀にぶつかり停車した。車のフロントガラスは粉々に壊れていた。運転手は男性で、車内でぐったりした状態だったという。
交差点で信号待ちをしていた20代の男性は「突然タイヤのこすれる音がして、反対側の歩道に乗り上げた車が縁石にぶつかりながら次々と人をはねていった。最後はフロントガラスの上に高齢の男性を跳ね上げ、塀にぶつかって止まった」と震えながら話した。
現場には約10分で救急車や消防車、警察車両が次々と到着。周辺には規制線が張られ、救急隊員らが心臓マッサージをするなど、救助に追われた。
事故を目撃した男性(52)は「車は中年の男性をボンネットの上にのせたまま走っていた。ブレーキをかけている感じはなかった。運転手は男性で中でぐったりしていて、意識がないような状況だった」と語った。
中年の男性数人が交差点の周りで頭から血を流して倒れ、近くにいた人が「大丈夫ですか」などと必死に呼び掛けていた。路上には酸素マスクをつけた30~40代の男性が座り込み、頭から血を流した若い女性が救急車で次々と搬送されていった。歩道には、はねられた人のものとみられる靴やバッグが散乱し、凄惨な状況を物語っていた。
買い物に来ていた20代の女性は「いつも来る場所なのに、こんなことが起きるなんて…」と青ざめた表情で絶句した。