2016
横浜市の傾いたマンションを発端とするくい打ちのデータ改ざん問題をめぐり、旭化成の浅野敏雄社長(63)が責任を取って退任する意向であることが7日、分かった。後任は、小堀秀毅専務(61)を軸に調整が進む見通し。4月から次期中期経営計画がスタートするのを前に、体制を一新して信頼回復を急ぐ。
一連の問題では、子会社の旭化成建材(東京)が過去約10年に手掛けたくい工事3052件のうち360件でデータの不正が判明し、旭化成ブランドへの信頼が揺らいだ。広告の自粛などにより、戸建て住宅「ヘーベルハウス」を中心とする住宅事業へも影響が広がり始めていた。
浅野社長は2014年4月に就任。旭化成で初となるヘルスケア部門出身の社長として同部門の育成を図っていたが、在任2年で交代する。小堀氏は電子材料事業出身で、現在、経営戦略や財務、エレクトロニクス分野を担当している。
2016
先月27日に「ブリカマぶるーす」で歌手デビューしたフリーアナウンサー、小林麻耶(36)が6日、富山・氷見市のひみ漁業交流館魚々座(ととざ)で行われたイベント「ブリコレクション」にゲスト出演した。
同曲が「ブリ」と「カマトト」をかけてブリっ子キャラの自身を歌っていることから、今が旬の寒ブリで知られる氷見でのイベントが実現した。
会場は、整理券約300枚を求めてファンが午前6時から長蛇の列を作る大フィーバー。「麻耶ちゃーん!」と大歓声で出迎えられ、ブリっ子キャラ全開のミニスカ姿で登場。「みなさん温かく迎えてくれて、本当に優しい人が多くて…氷見に恋しました!」と目をウルウルさせて喜んだ。
♪ブンブンブリブリ ぶんぶん カンカンカマカマ とんとんとん…
子供好きの麻耶は、振り付けの「ブリカマダンス」を地元の子供たち約30人にレクチャーし、仲良くパフォーマンス。氷見でブリカマとブリしゃぶを食べたといい、「ブリしゃぶは2・5秒(湯につけるのが)がオススメ」と笑みがはじけた。
市から「氷見ブリカマ大使」に任命され、「氷見市の寒ぶりを全国にPRさせていただきます」と宣言。女子アナ界の“天然ブリ”は歌手の出世魚となって、ブリ旋風を巻き起こす。
2016
ホリエモンこと、実業家の堀江貴文氏(43)が7日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜前10・0)に出演し、覚せい剤所持容疑で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)についてコメントした。
堀江氏は、「これもう(覚せい剤を)やめられないんじゃないですか、今回は執行猶予が付くと思うんですけど。多分再犯…覚せい剤ってやめない人が多くて、刑務所の中でも、その人達は笑いながら覚せい剤の情報収集をしている。悪いと思っていない。出所したらこいつ絶対またやるなと思うような人たちが多かった」と話した。
さらに、「(清原容疑者は)より悪くなる、ダークな人たちとの付き合い、その人たちがスポンサーになる。さらにその人たちの世界に行く。誰かが支えないと無理じゃないですか」と付け加えた。
演出家でタレント、テリー伊藤(66)は、「(清原容疑者が)出所したら、“ケツバット”打ちますよほんとに!」と語った。MCを務める爆笑問題の太田光(50)は、「捕まってよかった」と独自の意見を語った。
2016
政府は6日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射期間を「7~14日」に前倒ししたことを受け、警戒態勢の構築を急いだ。
破壊措置命令に基づく自衛隊の迎撃態勢や警報システムを速やかに整え、国民の安全確保に万全を期す方針だ。また、米韓両国などと連携して引き続き情報収集に全力を挙げる。
防衛省は6日夜、中谷元防衛相らが参集して緊急幹部会議を開き、北朝鮮の動向について情報収集・分析を進めた。ミサイル本体や破片の落下に備え、海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦や地対空誘導弾パトリオット(PAC3)による迎撃態勢を取ることを確認した。
中谷氏は会議後、記者団に「7日午前7時半までに所要の態勢が整う予定だ。いかなる事態にも万全の態勢を取るため、情報収集、警戒監視に努める」と述べた。
安倍晋三首相は6日夜、東京・富ケ谷の私邸から首相公邸に移り、7日からの発射期間入りに備えた。これに先立ち、首相官邸では西村泰彦内閣危機管理監や関係省庁の局長級幹部らが対応を協議。外務省は岸田文雄外相を本部長とする緊急対策本部を設置した。
政府は6日、発射期間の前倒しについて各都道府県に通知。実際にミサイルが発射されれば、緊急情報ネットワークシステム「エムネット」や全国瞬時警報システム「Jアラート」を通じ、迅速に情報を伝達する。5日のJアラート訓練では、沖縄県内の一部自治体でトラブルが発生したため、再点検して発射に備える。
2016
【台北時事】台湾当局は6日、南部で同日未明発生した地震で、台南市を中心に12人が死亡、480人以上が負傷したと発表した。
死者のうち10人は倒壊した地上16階建てビルの住人だった。消防はビル内部に閉じ込められている住民がいるとみて、救出作業を続けている。
倒壊したビルは1994年に建設された。約96世帯、256人が入居していたとされるが、実際に何人が住んでいたのかは不明だ。共有スペースを囲むようにU字形の構造をしていた。
倒壊の原因究明はこれからだが、地盤の問題のほか、違法建築による人災の可能性も指摘されている。台南市の頼清徳市長は「法律上問題があれば、必ず責任を追及する」と話している。
台南市内では九つの建物が倒壊したが、このビル以外の捜索は終了した。同市は6日夜、10~13度に冷え込むと予想されている。
馬英九総統は6日午前、台南市の現地災害対策本部や被災者が入院する病院を訪れた。馬総統は「政府は全力で救助に当たる」と力説した。消防、軍、警察など延べ約4000人が投入された。