2016
千葉県内のゴルフ場で倒れ、ドクターヘリで緊急搬送された落語家の笑福亭笑瓶(59)が14日、入院していた同県内の病院を退院した。
所属事務所によると、今後はしばらく自宅にて静養し、一日も早く仕事復帰できる日を目指していくという。
レギュラー出演するTBS系「噂の!東京マガジン」(日曜、後1・00)の17日放送分は休み、以降は体調を考えながら復帰を目指すという。
笑瓶は昨年12月29日、同県内のゴルフ場でプレー中に体調不良を訴えて倒れ、ドクターヘリで緊急搬送された。
2016
神戸の子ども服メーカー「ファミリア」を創業した坂野(ばんの)惇子(あつこ)さんをモデルに、10月から始まるNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」。制作が発表された13日、舞台となる神戸からは早くも朝ドラ効果に期待する声が上がった。
【写真】孫で現ファミリア社長の岡崎忠彦さん
「いつか、ばあちゃんを主人公にしたドラマを作ってほしかった」。坂野さんの孫で現ファミリア社長の岡崎忠彦さん(46)は喜びを語った。
「おばあちゃんっ子」だった岡崎さんは子どものころ、坂野さんの家に泊まると、必ず翌日に着る服を“プレゼン”させられた。
「ズボンの色が合ってないよ」。服の組み合わせを考えることを繰り返した。「センスの良しあしは祖母に教えてもらった」と懐かしむ。
1950年、坂野さんは仲間とファミリアを創業した。洗濯しても縮まないよう、木綿の生地は水に長時間つけて干したうえで、アイロンがけして裁断。手間を惜しまず、ほとんど手作りで子ども服を作り続けた。
ドラマも坂野さんの真摯(しんし)なものづくりにスポットを当てる。NHKによると、江戸時代に「特別によい品物」の意味で使われた「別品」からタイトルをつけた。
女性経営者にとっては「あこがれ」の存在だった坂野さん。洋菓子メーカー神戸〓月堂(神戸市中央区)の下村俊子会長(79)は「戦後の神戸にすてきなお店を開き、仲間と一緒に良質な服を作ってこられた」と放映を心待ちにする。
放映中の「あさが来た」など朝ドラは近年、話題作が多いだけに地元の期待は膨らむ。
元町商店街にあるファミリア神戸元町本店に買い物に来た同市兵庫区の自営業の男性さん(33)は「神戸の子ども服と言えばファミリア。ドラマを通じてオシャレな街・神戸が発信され、街の活気につながれば」。同商店街の呉服店「丸太や」を営む三木久雄さん(66)も「ファミリアは元町商店街が全国に誇る財産の一つ。ぜひドラマを見て商店街に足を運んで」と話した。
(注)〓は「几」の中に「百」
2016
【北京時事】中国人民銀行(中央銀行)は14日、定例の公開市場操作で1600億元(約2兆8500億円)を供給した。
株価急落の一因となっている資金の国外流出に対処するのが狙いで、ロイター通信によると、2015年2月以来11カ月ぶりの大規模な供給となった。市場では追加金融緩和の観測も出始めた。
2016
14日の東京株式市場は、海外株式市場の不安定な値動きや為替の円高進行を受けた売りが広がり、全面安となった。日経平均株価の下げ幅は一時前日比771円まで拡大し、取引時間中としては2015年9月29日以来ほぼ3カ月半ぶりに1万7000円を割り込む場面もあった。終値は474円68銭安の1万7240円95銭。
米国株式市場は13日、ダウ工業株30種平均が364ドル安と大幅に下落。外国為替市場では一時1ドル=117円台前半まで円高・ドル安が進み、投資家が運用リスクを回避する動きを強めた。
日経平均は前日、7営業日ぶりに反発したが、原油安や国内景気の先行き懸念など投資環境の悪化が重なり、投資意欲は再び冷え込んだ。市場関係者からは「株式相場はしばらく厳しい状況が続く」(大手証券)と弱気の声が上がった。
一方、大幅に下落して始まった中国・上海株式市場は徐々に切り返し、14日の上海総合指数は前日比で約2%上昇した。これと連動し、日経平均も取引終了にかけて値を戻す展開となった。
東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は35.54ポイント安の1406.55。出来高は26億1万株、売買代金は2兆8562億円だった。
2016
カレー店「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄した冷凍ビーフカツがスーパーで販売された問題で、県警は14日夜、カツを処分せずに転売した産業廃棄物処理会社「ダイコー」(同県稲沢市)を廃棄物処理法違反容疑で家宅捜索した。
資料を押収し、横流しの経緯や流通ルートを解明する。
捜査関係者によると、ダイコーは壱番屋に対し、「依頼通り処分した」とする虚偽の産業廃棄物管理票を提出した疑いが持たれている。捜索は関係先を含め数カ所で行ったもようだ。
壱番屋は昨年10月、合成樹脂が混入した恐れのある冷凍カツ約4万枚をダイコーに引き渡し、処分を委託。しかし、ダイコーはめん類製造業「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)に転売し、今月11日に愛知県のスーパーで一部が売られているのが見つかった。
愛知県と岐阜県は既に関係先を立ち入り調査。ダイコーは「頼まれて約3万3000枚を売った」と説明し、みのりフーズの担当者は「自分が独断で購入し、転売した」と話したという。
愛知県ではスーパー3店舗が既に約7700枚を販売。他に弁当の総菜などとして、少なくとも15カ所での販売が確認された。温度管理にも問題があった可能性があり、県は購入した消費者に食べないよう呼び掛けた。