2015
ソフトバンクは25日、今季限りで引退した帆足和幸氏の打撃投手としての入団を発表した。
各球団発表、2015年オフこれまでの補強、退団、移籍、契約、戦力外一覧
帆足氏は九州三菱自動車から2000年のドラフト3位で西武に入団。左腕の先発投手として05年に13勝を挙げるなど活躍し、11年オフに国内FA権を行使して地元ソフトバンクに移籍。今季限りで引退していた。
現役時代には通算267試合に登板し、90勝65敗、防御率3.90の成績を残している。
また、今季は3軍内野守備・走塁コーチを務めた稲嶺誉が、編成育成部スカウト室アマスカウト(関西地区担当)に就任することも発表された。
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
2015
史上10人目のトリプルスリーを達成したソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)は25日、ヤフオクドームで年内大トリの交渉に臨み、今季の9000万円から一気に3倍増の2億7000万円で更改した。
【写真】2015年 12球団契約更改状況
柳田は5年目の今季、打率・363、34本塁打、32盗塁でトリプルスリーを達成。2年連続の日本一に貢献し、パ・リーグの最優秀選手(MVP)を初受賞した。「3倍増です。すごい金額、評価しているという言葉も言っていただいた。来年、気持ちよくプレーできる。これからが大変だと思うのでもっともっと、高みを目指してやっていきたい。フォーティーフォーティー(40本塁打、40盗塁)は日本球界で誰も達成したことがない。そこを狙いたい」と気持ちも新たにしていた。
柳田と同じくトリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人内野手(23)は今月8日に契約更改交渉を行い、1億4000万円アップの年俸2億2000万円でサインしている。(金額は推定)
2015
サッカー日本代表でガンバ大阪の宇佐美貴史選手(23)の妻でキャスターの宇佐美蘭(24)が24日、第1子となる女児を出産した。宇佐美選手が25日、公式ブログで発表した。
<こちらは>潮田玲子、愛息子&増嶋竜也選手との3ショットを公開
宇佐美選手は「昨日24日クリスマスイブに無事長女が生まれました。母子ともに健康です」と報告。「精一杯頑張って娘を産んでくれた嫁さんに。生まれてきてくれた娘に心から感謝です」と、クリスマスイブに出産した妻と、誕生したばかりの娘に感謝の言葉をつづった。
娘を抱く写真もアップし、「嫁さんにとっては良き旦那。娘にとっては良き父親になれるように頑張っていきたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。
2人は2011年6月に結婚。今年8月に蘭が自身のブログで妊娠を発表していた。
2015
西武が広島からFA宣言した木村昇吾内野手(35)を来春キャンプにテスト生として参加させることを25日、発表した。
【表】プロ野球 引退、退団、移籍、FA、戦力外選手一覧
内野ならどこでもこなせるユーティリティー選手で鈴木球団本部長は「補強ポイントに合う。10日間ぐらいで結論を出したい」と実力を見極める方針だ。木村に対しては獲得に名乗りを上げる球団が出てこず、長期化していた。FA宣言した選手がテストを受けることは極めて異例で球団関係者は「国内では初めてじゃないか」としている。テストを経て入団が決まってもFA移籍だが、木村は補償の必要のないCランクとみられる。
2015
今季、リーグ4連覇を目指していた巨人はヤクルトに競り負け、2位に終わった。CSでもファイナルステージ敗退。今季限りで原監督が辞任を表明するなど、悔しいシーズンとなった。チーム防御率はリーグトップの2.78という結果だっただけに、リーグ最下位のチーム打率.243が大きく響いたといえる。
各球団発表、2015年オフこれまでの補強、退団、移籍、契約、戦力外一覧
今季、チームで規定打席に到達したのはわずか2人。そのうちチームトップの数字を残した坂本勇人でさえ、打率.269で終わっている。このことからも主力打者が期待通りの活躍を見せられなかったことが分かる。
主将を任された坂本は今季、チーム最多タイの130試合に出場。11月には侍ジャパン日本代表の一員として世界野球「プレミア12」にも参加し、レギュラーとしてプレーした。しかし、レギュラーシーズンでは打率、本塁打ともに昨季を下回る結果に。また、四球がキャリアハイの65個だった反面、安打数は1軍に定着して以降最少の129本に終わっている。
27歳の内野手は今季、どのような課題を抱えていたのか。今回、ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏に、今季の結果球の球種別成績、ヒートマップ(コース別打撃成績)を分析してもらった。
同氏はまず、89打数16安打の打率.180に終わったスライダーへの対応に着目。「今まで対応し切れていたスライダーに対応しきれなくなった。一目瞭然ですね」と指摘し、その要因として下半身の強化に課題がある可能性に言及した。2014年は同じ球種に対して、115打数32安打の打率.278。倍の安打数を放っていることを考えれば、スライダーへの対応が今季の成績に直結したという見方もできるかもしれない。
また、野口氏は球界屈指とされるインコース打ちの技術が相手バッテリーに研究されているとし、「そうなると、スライダーなどの逃げる球、落ちる球の対策をどのようにやるのかを考えないといけないですね」と改善ポイントを語った。
一方で、そのインコース打ちにも課題があったと同氏は指摘する。ストライクゾーンを9分割したうちのインコース真ん中に投じられたストレートに対して、30打数4安打の打率.133。「ツーシームか、もしくは左投手のクロスファイアーか分からないですけど、これに対して戸惑っている間に、スライダーを投げられた可能性がある」。インサイドに速球、アウトサイドに変化球と投げ分けられることで、相手バッテリーに打ち取られた可能性もありそうだ。