2015
共産党の小池晃政策委員長は25日の記者会見で、同党が天皇陛下のご臨席などを理由に欠席していた国会の開会式に来年の通常国会から出席する方針に転換したことについて「偵察のために出るとかではない。他党と同じような自然な形で参加をさせていただく」と述べた。
小池氏は、天皇陛下をお迎えして開かれた東日本大震災の追悼式に共産党議員が参加した例があることを挙げ、「急に変わったことをやるという認識はない」と強調した。同党は、開会式が戦前の形態を踏襲しているとして式のあり方の改革を求めているが、小池氏は「参加して『変えろ』と言った方が説得力がある」と説明した。
開会式出席で柔軟路線をアピールする共産党だが、小池氏は党名変更の可能性を問われると、「それはない。党名を変えたら共産党じゃなくなっちゃう。党名を頑固に掲げて頑張るところに共産党の良さがある」と否定した。
制度自体の廃止を求め、現在も申請していない政党交付金を受け取る可能性についても「検討の余地はない。もし共産党がそんなことをしたら、『共産党よ、お前もか』と批判を浴びる」と述べた。
2015
民主党の長妻昭代表代行は25日の記者会見で、自民党の宮崎謙介衆院議員が育児休暇取得を検討していることについて「いろいろ考えなければいけない課題がある」と疑問を示した。「(議員の育休を)制度的に作っていくことはあり得る。ただ、給料の問題など、民間から『特権』と思われないように手当てすることが必要になる」とも述べた。
宮崎氏は自民党の金子恵美衆院議員と結婚しており、来年2月に第1子が誕生する予定。
2015
自民党の茂木敏充、公明党の斉藤鉄夫両選対委員長は25日、自民党本部で会談し、来夏の参院選での勝利を目指し、選挙協力を進める方針を確認した。両氏は今後、月1回のペースで選挙情勢などについて意見交換する予定。
会談では来年1月の沖縄県宜野湾市長選のほか、2月の京都市長選、4月の衆院北海道5区補欠選挙での連携も確認した。
参院選の勝敗の鍵を握る1人区を中心に野党側が統一候補擁立を検討していることに関し、茂木、斉藤両氏は「究極の野合だ」との批判を強めることで一致。焦点となる鳥取と島根、徳島と高知の合区対象選挙区での選挙協力や、両党間の選挙区候補への推薦については、今後協議する。
自民党はこれまで41選挙区で43人を、比例代表で22人をそれぞれ公認。公明党は過去最多の7選挙区と比例代表6人の計13人を公認している。
2015
民主党の長妻昭代表代行は25日の記者会見で、同党の党勢拡大の方向性について「(平成19年に退陣した)安倍晋三首相がもう1回、首相になると思った方はいなかったと思う。われわれも(下野後の)3年間、苦しい思いをしているが、歯を食いしばって後戻りしないように頑張っていく」と語った。
2015
大阪府豊中市教育委員会は25日、大型温泉施設の男性浴場内に小型カメラを持ち込み、動画を盗撮をした同市立寺内小学校の男性教頭(53)を、信用失墜行為などにあたるとして懲戒免職処分にした。教頭は市教委の聞き取りに対し、夏頃から同じ施設で複数回盗撮したことを認めており、「ばれないと思った」などと話しているという。
同市教委によると、教頭は11月7日午後、大阪市浪速区内の大型温泉施設の男性浴場内に、車のリモコンキー型の小型ムービーカメラを手に隠して持ち込み、盗撮した。
警戒中の従業員が気づいて浪速署に通報し、同暑が府迷惑防止条例違反容疑で事情を聴いている。同署から連絡を受けた校長が市教委に報告した。
教頭は当日午前中、同小学校の芝刈り行事に参加した後で、動機については明らかにしておらず、「慕ってくれた児童に申し訳ない」と話しているという。
同市教委では、今年6月、運動部の練習中に危険な行動をした女子部員を平手でたたくなどした同市立中学の女性教諭(58)についても、信用失墜行為にあたるなどとして、同日付で減給10分の1(2カ月)の懲戒処分とした。